白山平泉寺は緑色
お抹茶みたいな濃い緑色に光が差し込むと
深海みたいな、夜空の奥の濃い藍色みたいな
果てしない緑深さに目を奪われます。
苔の持つ単純だけど解読不応な苔が放つ伊吹は
なんだろう…神社なのか、地球なのか、わからないけど、何か重大な意味を与えているように、静かにしっとりと辺りを包み込んで神社一体を支配しています。
苔は、本来の水を携えた生命体として、辺りを潤してくれている。
今までの歴史をも時空をも超えて、静々と淡々と脈々と粛々と、緑を広げていく。
多分この地には様々な歴史があったと思われますが、水と光を帯びた緑色のシンプルな苔の潤いに、リカバリー修復されているような、単純生命体の持つ懐の深さを発見し、更に顧みることのできる空間に落ち着いているような…気が、なんとなく、します。
(ま、深く考えすぎです(笑)
いつもつらつらと根拠のないことを思いつきながら、この道を参るのだけど、参道を抜けて車に乗って、国道にでれば、すっかりそんなことなぞ、忘れてしまう。
シーンとした空気に触れて、頭の中も緑色になってしまうのかもしれません。
そして現実に戻ってハタ!と思うのです!
この夏の猛暑で苔が心配でぃ!(>_<)